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InDesign CSで単色出力

PDFなどの入稿が増えるに連れ、InDesigでの出力需要が増えてきます。
しかし、複雑になる出力設定によるトラブルも増えて来ているのが現状のようです。

墨単色で作られたPDFデータをInDesign CSに貼付け出力した所、ベタがアミになり、うまく出力できなかったという事例があります。

今回は、このあたりについて検証して行きます。

現象

墨1色で作られたPDFをInDesign CSに貼り込み、1bit Tiff用RIP分版無しプリンター(ハーレクイーンRIP)に出力した所、ベタであるはずの部分にアミ点が入ってしまった。
InDesign CSの出力設定は、色分解のカラー項目を「コンポジットの変更無し」と「コンポジットグレー」で試してみたが共に同結果であった。

InDesign出力設定

検証1

まず問題のPDFはPDF/X-1a形式で作成されており、カラーマネジメント等の問題は無かった。
プレビュー上、墨1色で作られているようであり、PDFの分版プレビューで見る限り他の色は使用されていない。
ただし、カラーモードはグレースケールではなく、CMYKでK100%となっている。
グレースケールと、CMYKの墨版とでは違いが起こるのであろうか。
グレースケール、CMYK墨版のみのPDFを作成し、両方をInDesign CSに貼り込み出力を行ってみた。

検証1

Illustrator CSで、グレースケール、CMYKの墨でそれぞれ指定したチャートをPDF形式で保存し、ならべてInDesign CSに貼付けた。
文字はすべてInDesign CS上でK100%で入力している。

検証1コンポジットの変更なし
●コンポジットの変更無し
グレースケールの方は正しく出力されているが、CMYKの墨版だけの方はベタがアミになった。
文字にもアミが掛かっている

検証1コンポジットグレー

●コンポジットグレー
グレースケールの方は正しく出力されているが、CMYKの墨版だけの方はベタがアミになった。
ただし、上のものとは、明らかにアミ点濃度が違っている。
文字にもアミが掛かっている

検証1色分解(InDesign)

●色分解(InDesign)
墨版だけを出力した。
両方とも正しく出力されている。

検証1色分解(In-RIP)

●色分解(In-RIP)
墨版だけを出力した。
両方とも正しく出力されている。

検証結果

墨1色に見えていてもグレースケールとCMYKの墨版だけでは出力方法によって結果が変わって来る事がわかった。
どちらにも対応するには、色分解を行い、墨版だけを出力するのが望ましいようだ。

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