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イラレ8でマスク着色不具合

Illustrator8.0でのデータ作成時にマスクに着色を行うと出力に不具合が発生することが 有ります。
以下に、発生内容と回避方法を掲載します。

また、各RIPによっても結果が変わるものと予想されるため、実際に不備が出るデータをダウンロードし、RIPでの挙動を確認して下さい。

ダウンロードデータ testdate.sit 52KB

症状

Illustratorマスク不具合

Illustrator 8.0で上図のような図形を作成しています。
テストデータ1と、テストデータ2は見た目は同じように見えますが、データの作成方法は少し違っています。

このデータを直接Illustratorからカラープリンターなどのゲラ出力をした場合には何の事も無くこの通り出力されます。

また、この状態でオブジェクトをラスタライズしてもこの通りになります。

しかし、このデータをEPS保存し、Quark XPressなどに貼り込み、イメージセッタに出力すると図形の周りの赤いラインが、テストデータ1では消えてしましい、テストデータ2ではスミ罫に変わってしまいます。

この現象は、大日本スクリーンのAD510(CPSI)と、富士フイルムのGreen Rip(ハーレクイーン)で再現されます。
また、EPSファイルをPhotoshopでラスタライズしても、Adobe DistillerでPDFに変換をしても同様の結果が得られます。

●RIP後の結果

Illustratorマスク不具合結果

上図は、実際にPhotoshop 6.0でラスタライズした結果です。

同様のデータをIllustrator 9.0で保存しなおしたところ正しく出力できました。
このことから、Ver.8.0でのバグだと思われますが、同様にデータを作成しても現象がおこらない場合があります。
また、違う結果になる場合も有る様です。

ただし、不備が出る可能性が非常に高いので、作成方法について注意をしてください。

●現象の起きるデータ作成方法

上記のデータは、実際には下図のように作られています。

間違ったデータ作成方法

 

●データ1のマスクのカラーパレット
Illustratorカラーパレット

●テストデータ1は赤い十字に対して四角い枠でマスク処理を行い、マスクに対して塗と線の色指定を行っています。
●テストデータ2はバックの緑の図形と赤い十字に対して四角い枠でマスク処理を行い、マスクに対して塗をなしで線に色指定を行っています。

●テストデータ2のマスクのカラーパレット
Illustratorカラーパレット2

●正しいデータの作成方法

正しいデータ作成方法

Illustrator 5.5での作成方法と同じように、マスクには色指定を行わず、(Ver.8.0以前では、マスクに色指定は出来なかった。)同図形を前面にコピーし、枠を作成する。

 

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